スプレッドで選ぶ
スプレッドとは、例えば米ドル/円レートが100円50銭〜100円52銭と表示されているなら、この売買間の2銭の差のことです。買いなら100円52銭、売りなら100円50銭で売れるというこのレート差のことです。
となると、当然のことながら、この値差スプレッドが狭い方が、取引に有利になります。なぜなら、毎回このスプレッドを受けての取引となるからです。最近では、限りなく0銭に近いスプレッドがある種の流行ともなっています。しかしながら、気をつけなければならないのは、必ずしも狭いスプレッドが取引にプラスになるとは限らないということです。業者によっては、狭いが故に約定しにくいということも起こってきます。
自身で口座開設をしてみて、どうも注文が通らないなと思うなら、約定力のある業者を選ぶと気持ちよく取引できたりします。どちらを重視するかは、個人の好みと取引スタイル次第です。ここでは、変動型と固定型を分けた上で、スプレッドの狭さに絞ってランク付けを行ってみます。どちらかと言えば、超短期で取引を繰り返すスキャルピング派の方に向いた選択だと思います。
スプレッドの狭いFX業者 (変動スプレッド)
変動型のスプレッドの場合、時にはスプレッド0銭なんて場面にも遭遇できますが、固定されていない分、若干すべりやすくなるというのは否めないと思います。指値(成り行きでなくあらかじめ値を指定しての注文)で取引を行えば、そのあたりの弱点は多少カバーできます。
順位 | 業者名 | スプレッド | 取引通貨 | レバリッジ | 通貨ペア | 手数料 |
DMM FX | 0〜0.5銭 | 1万通貨 | 〜200倍 | 12 | 無料 | |
FXブロードネット | 0.5〜0.9銭 | 1,000通貨 (ライト) |
〜400倍 | 24 | 30円/1000通貨 無料/1万通貨 |
スプレッドの狭いFX業者 (原則固定スプレッド)
固定型の場合、変動型と比べ若干スプレッドは広がりますが、その分安定感は増します。重要指標発表時などは、多くの業者でスプレッドの広がりが起こりますが、これらの業者ではあまり広がる可能性がないので、有利に取引できます。
限りなく狭いスプレッドを追求するか、ある程度の安定性を求めるかは、その人次第です。合わなければ乗り換えるくらいの方が最終的には良い業者に出会えるような気がします。
順位 | 業者名 | スプレッド | 取引通貨 | レバリッジ | 通貨ペア | 手数料 |
みんなのFX | 0.7銭固定 | 1,000通貨 | 〜400倍 | 16 | 30円/1000通貨 無料/1万通貨 |
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MJ | 0.8銭固定 | 1,000通貨 | 〜400倍 | 32 | 30円/1000通貨 無料/1万通貨 |
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フォレックス・トレード | 0.8銭固定 | 1万通貨 | 〜400倍 | 14 | 無料 | |
クリック証券 | 0.8銭固定 | 1万通貨 | 〜200倍 | 14 | 無料 | |
エフエックス・オンライン | 0.9銭固定 | 1万通貨 | 〜700倍 | 68 | 無料 | |
外為オンライン | 1銭固定 | 1万通貨 | 〜200倍 | 24 | 無料 |